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ブルーサーフェス

​総合的な探究の時間Report vol.5
 

静岡県立韮山高等学校

2019年度より文系探究コースがスタートし、精力的に探究活動に取り組み始めた韮山高校。

「交通」を切り口にMaaS、路線バス、全国高校生地方鉄道交流会で富士急の活性化について提案し最優秀賞を受賞したグループ、地域の経済循環を目指して市に地域内通貨の提案を行ったグループの計7名に取材しました!

==基本情報==

探究スタート年度:2019年

授  業  頻  度       :週1回+フィールドワーク(研究内容による)

年間授業時間数   :35時間+フィールドワーク(研究内容による)

探究担当教員数   :11人

実  施  学  年       :2年

外部コーディネーター:なし

探究写真久保田磯野堀之内.JPG
探究写真久保田磯野堀之内.JPG

Q1.なぜ「伊豆地域の活性化」をテーマに探究学習に取り組んだのですか?   

堀之内裕也さん・勝又優輝さん:

 まず、メンバー全員が「伊豆地域を活性化させたい」という想いを共通して持っていました。このような、地域に寄り添いたいという想いから、自分たちだけで完結するのではなく地元に貢献できる研究をしたいと思いました。

探究写真堀之内磯野久保田.jpg

Q2. 活動をしてきた中で、最も印象に残っている探究のエピソードを教えてください。

堀之内裕也さん:

 修学旅行にパソコンを持参し、間近に迫っていたコンテストの準備を一生懸命しました。旅行を満喫した後に、ホテルに帰ってからパソコンを開いて作業をしたことは、良い思い出です。

井山結斗さん:

 私は、フィールドワーク先の方や地域の方が取材等を快く受け入れてくださったことが、とても印象に残っています。

探究写真堀之内磯野久保田.jpg
探究学習_勝又海瀬井山薬丸.PNG

Q3. 「総合的な探究の時間」を通して、探究活動をやって良かったなと思ったことはなんですか。

久保田智大さん:

 課題研究を通して、伊豆半島の活性化についてだけでなく、若者の関心が薄いと言われている社会の問題についても話し合いました。このような話題を実際に話せる仲間がいることが、とても嬉しかったです。

磯野友哉さん:

 私も、本当に好きなこと・関心のあることについて友人と話す機会がなかったので、この仲間と議論できて楽しかったです。

Q4. 実際に一年間探究活動に取り組んでみて、韮山高校の探究学習は「ここがすごい!」と思ったことを教えてください。

海瀬龍さん:

 一言で言うと『自由』なところです。自分が率直に興味を持ったものを選択し、探究することができます。活動中にテーマや取り上げるものを、探りながら自由に変更することもでき、興味のあることを突き詰めることができました。

探究写真勝又井山海瀬薬丸.JPEG
探究写真堀之内.JPG

【先生に聞きました!】

Q5. 先生方からみた、韮山高校の探究学習のイチオシポイントを教えてください。

近藤光先生:

 本校の探究学習のイチオシポイントは、「生徒の姿勢」です。「伊豆を活性化させよう」という強い想いから、素直に主体的に探究活動に取り組む生徒の姿勢は素晴らしいです。

山本孝也先生:

 好きなことを週に一時間、徹底的に調べられる環境がイチオシポイントです。このような環境で活動できる生徒たちは幸せだなと思います

Thanks for 韮山高等学校
​インタビューにご協力いただき、ありがとうございました

担当教諭山本近藤.JPG
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井山結斗さん 勝又優輝さん 海瀬龍さん 薬丸文香さん 堀之内裕也さん    
久保田智大さん 磯野友哉さん(2年)

山本孝也先生 近藤光先生

~編集後記~

生徒のみなさんのやり取りから仲の良さ・絆が伝わってきて、とても微笑ましく思いました!普段の学校生活や友人関係ではなかなか話す機会のないテーマを議論したり、探究したりしたからこそ築かれた関係性なのだと感じ、これも探究学習の一つの魅力だと思いました。高校生の探究学習がより普及して欲しいなと感じました。

​ (静岡大学 古屋美菜)

​取材日:2022年3月

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